代表者インタビュー詳細

誠実に、技術を磨いて半世紀。 人を大事にすることで、会社も成長できた。

成和印刷株式会社
代表取締役
浜川 政
お客様を裏切らない技術と品質。

成和印刷は、創業してから半世紀以上の会社です。この50年で世の中も大きく変わり、印刷技術も革新的な変化を遂げてきました。その中で一貫して守ってきたのは、「お客様を裏切らない、従業員を裏切らない」ということ。それが変わらぬ私の信念であり、会社の方針です。

お客様のニーズに応えるには、高度な技術や設備が必要です。成和印刷は、書籍の印刷のほかにも難易度の高い印刷物にチャレンジして、評価を得ています。同じことを、同じようにやるのでは、並み居るライバルの中から抜きん出ることはできない。2色印刷で特色の調合もできるオペレーターを育てたり、書籍のほかにも日記や手帳、家計簿の印刷を手掛けたり、あるいは教科書、学習参考書、辞書、取扱説明書などを扱ったり。他ではなかなか真似できないものを、成和では得意としています。

従業員を裏切らない経営方針。

技術も品質も「人」なくしては成り立ちません。何より、ここで働く一人ひとりの従業員の努力や積み重ねた経験が、不可欠なのです。今は若いスタッフも皆頑張ってくれていますし、これまで40年以上勤め上げてくれたベテランも多くいます。

私は、「会社イコール人」だと思うんです。成和が、長く安心して働ける職場であるにはどうしたらいいか。一人ひとりが働く喜びを感じられるような会社とは。従業員のために何ができるかを考えて実践することこそ、会社として「品質」を守ることに他なりません。

経営に関しては、できるだけオープンにしています。良い時も悪い時も、財布の中身を見せている。普段から「自分が社長だったらどうするか」という意識を持ってもらいたいという考えもあります。自分が会社を支えている、という責任感や自覚を持って、大きく育ってほしい。区や商工会議所の協力による勉強会なども、定期的に開催しています。

「苦労」から学んだこと。

父が事業を始めて、私は二代目です。創業当時は、ずいぶん苦労をしていまして。私は本当に若い時分から「どうしたらいいのか」ということをずっと考えていましたね。お客様に必要とされる会社にするにはどうしたらいいのか、他に負けない良い会社にするにはどうしたらいいのか。外に出て他社で働いていた時期もあります。多くの人に出会い、助けられました。様々な苦労をしたことも、振り返れば良い勉強になりました。あらゆる経験が、糧になっていると思います。

そうして考え抜いて、たどり着いた答えが「品質」でした。どこよりも「いいもの」を納期内に出す。それを愚直に実行することで、最初は家族と数人の職人でやっていた小さな工場もどんどん大きくしてくることができたんです。

私も現場で、従業員とともに汗を流してきました。信頼し合う師弟関係のような、あるいは苦楽をともにした家族のような関係でやってきましたね。今は印刷業界にとって厳しい時代といわれますが、ありがたいことに成和は仕事に困ったことはありません。お客様から高い評価をいただけるようになった今でも、さらにチャレンジと進化を続けています。

これからも、ともに汗を流したい。

我々は、情報文化に貢献する事業に携わっていることに、誇りを持っています。書店で、「この本は、自分たちが印刷をしたんだ」と成果を実感できる仕事でもあります。

成和で働く一人ひとりが、日々やりがいを持って仕事に取り組んでくれるよう、私も願っています。誠実に、向上心を持って仕事にあたれば、それは自分たちに還ってくるものです。

ここで働くほとんどの先輩が、まったくの未経験から、ゼロからこの仕事を始めています。一人前になるまでしっかり育てますし、技術を身につけてからも、それぞれ仕事の幅を広げたり、より深い知識を得たりして活躍していけます。安心して、飛び込んできてください。

これからも一緒に苦労して汗を流して、ともに成長していきたい。そんな仲間として、あなたとお会いできる日を楽しみにしています。

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